所有する輪島市黒島地区の家屋について、友人が写真を送ってくれた。倒壊まではいかないがそれなりに損傷があった模様。正直なところ写真だけではどの程度歪んでしまったのか判別ができない。 17年前(2007年)の「平成19年(2007年)能登半島地震」とは被災の規模が桁違い。今回の地震はM7.6(2007年はM6.9)。2007年は死者1名、負傷者336名、住家全壊609棟、住家半壊1,368棟、住家一部破損12,326棟の被害が発生。今回は比べ物にならない被害で被災エリアも非常に広範囲にわたる。

黒島の家屋は17年前の地震で元々隙間が出来ていたが、全体的に歪んだせいか更に隙間が多くなったとのこと。路地向かいの蔵が倒壊し家屋の北東角部分に倒れかかっている。北東角部分では屋根・外壁・内部床に損傷が見られる。玄関引戸や勝手口は建具が動かずガラスも割れている。掃き出し窓からは出入り可能らしい。中庭の板塀は倒壊しているが家屋本体にはそれほど影響はなさそう。しかし、実際にこの目で確認しないことには被害の状況は把握できない。昨年、国の補助金で屋根と外壁の一部を修理したばかりで、黒島に移住される方の仮住まいとして提供し始めたばかりの被災でした。

黒島地区の被災は激しく、断水・停電が続いています。仮住まいの方は高台にある黒島公民館に避難中とのこと。また、この地区の象徴とも言える国指定重要文化財「旧角海家住宅」も倒壊。2007年に大きな被害を受けた後、土地建物ともに輪島市へと寄贈され、2011年に復元工事を終えていました。黒島地区は2009年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、その美しい街並みが印象的でした。近年は移住者も徐々に増え始めたところで、これからという時にまさかの大地震。倒壊した建物も多いと聞き、今後の復興が懸念されます。珠洲や輪島市中心市街地ほどではないにせよ壊滅的なダメージと言えるかもしれません。まだまだ黒島に個人が行ける状況ではありませんが、現地の方を思うと本当に心が痛みます。断水の回復には時間がかかるでしょうから、まずは通電・通信の復旧が叶えばと思います。

最後の2枚は「旧角海家住宅」

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